日本の安全保障について思うこと

日本の安全保障について思うことについて記述していきます。個人的見解に基づいて記述しています。


特集
北朝鮮関係

北朝鮮のミサイルに核を搭載できるか?

北朝鮮が配備しているミサイルのうち、ノドン・ムスダンは日本を射程内に収めていると言われています。

 

一方で、数回の核実験に成功しています。

 

問題は、核をミサイルに搭載できるか、ということが焦点になります。

 

弾道ミサイルの仕組み

まず、弾道ミサイルの仕組みについての解説です。

弾道ミサイルは、打ち上げると一旦大気圏外まで上昇します。

燃料をが尽きると、今度は弾頭を下に向けはじめ、落下が始まります。落下が始まるとどんどん加速していきます。

マッハ5からマッハ20の超高速になります。

 

スペースシャトルの再突入をイメージしていただけるとわかるかもしれませんが、

空気との摩擦により、表面の温度は、上昇していき、火だるまになっていき、そのまま地表に激突するのが弾道ミサイルです。

表面温度は、数千度に達します。

 

燃料が尽きるまでの上昇過程では、まだ多少の制御ができるかもしれませんが、

燃料が尽きたあと(数百キロ上空)は、自由落下を始めるので、ほぼ制御は不能になります。

 

つまり、着弾精度が高い巡航ミサイルと比べて、着弾の誤差は大きく、ノドンミサイルでは、約3キロ程度の誤差が生まれるのではないかと思われます。

 

弾頭の耐熱

弾道ミサイルでは、数千度の高温に耐えうるだけの耐熱が課題になります。

耐熱が不十分だと、核弾頭であろうと、生物化学兵器であろうと溶けてしまう可能性が高くなります。

 

この問題については各国の調査機関が指摘しており、北朝鮮はまだ耐熱の技術を確立していない、と言われています。

 

その説に対応してか、北朝鮮は、「耐熱性を確認した」との旨発表していますが、

耐熱性を確認するには、弾頭の引き上げが必要であり、北朝鮮が弾頭を引き上げたことは確認されておらず、現時点では、耐熱性は確認されていないと考えていいかと思われます。

 

ミサイルの弾頭は?

耐熱性が確認されていない上に核爆弾の小型化の確認もなされていないので、核兵器のミサイルでは現時点では難しいとおいうことになります。

化学兵器においても高熱で化学反応を起こし性質が変わる可能性もあり、搭載が難しかと、生物兵器に関しては、それ以前に熱で生物が死滅する可能性が高く、さらに難しいと思われます。

なお通常弾頭については、比較的構造が単純であるため、高度な耐熱性は求められない可能性があるため未知数です。