日本の安全保障について思うこと

日本の安全保障について思うことについて記述していきます。個人的見解に基づいて記述しています。


特集
北朝鮮関係

駐韓大使、領事の一時帰国問題

釜山の日本領事館前への慰安婦像の設置ならびに、一向に慰安婦問題解決の方向に動かない韓国政府に対する抗議の意を込めた駐韓大使・釜山領事の一時帰国問題、今日(1月23日)現在でも、韓国に戻していない。

 

慰安婦問題日韓合意

2015年(平成27年)12月28日の日韓外相会談で結ばれた、日本軍の従軍慰安婦問題を最終かつ不可逆的に決着させる、日本国政府と大韓民国政府との合意。

日本側の責務

韓国政府が設立する元慰安婦を支援するための財団に10億円拠出すること。

2016年8月31日に履行。

韓国側の状況

「可能な対応方向について関連団体との協議を行うなどして、適切に解決されるよう努力する」とのことで、努力目標であるが、現時点で履行されていない中、新たに釜山の領事館前に設置されており、また韓国政府として、日本政府に追加の要求をしてきてのが実態。

 

駐韓大使、領事の一時帰国へ

一向に収束する兆しがない慰安婦問題に対し、韓国政府が、問題解決に動いていないと判断したことが直接の帰国の理由であるのは明白。

 

もう一つ、この問題の背景に、日韓通貨スワップの問題がある。

2016年8月27日、ソウルで開催された第7回日本韓国財務対話の際に、日韓通貨スワップの再開の提案がされ、再開に向けた協議がなされていた。

二国間の通貨スワップは、本来は双方にメリットがあるが、日韓間の場合は、外貨準備高も経済規模も圧倒的に日本が優っているため、実質的には韓国への信用供与で日本側のメリットは少ないと言われている。

 

慰安婦合意を韓国側が守らない中、日韓通貨スワップを再開するメリットはまったくない。

この一時帰国は、適切だと判断できる。

 

日本側の反応

まず、マスコミ各社の世論調査では、7割から8割が、一時帰国を容認。

慰安婦合意の際、「また払うのか」という思いとともに、「これで慰安婦問題が解決するなら・・・」という考えもあって、与野党も国民も、慰安婦合意を支持した。

一向に、慰安婦合意を受け入れない韓国に対して、「いいかげんにしてくれ」と思っている国民が多いと思う。

 

 

外務省は、そろそろ帰国させるタイミングを模索しているとも言われているが、政府側は、それを急いでいないように見受けられる。

 

韓国側の対応

韓国の国民は、大使の一時帰国を受け、ヒートアップしているように見えるが、政府サイドは事態収拾に動き出す兆しは見えている。

 

大使を戻すタイミング

帰国させたことで、このタイミングが非常に難しい。

たとえば、釜山の慰安婦像を撤去した場合、ソウルの大使館前の慰安婦像が残っていたとしても、大使帰国前の状況に戻ったわけで、大使を戻すべきだと思う。

あるいは、政府が、慰安婦合意を最終の決着との発言をし始めた場合は、大使を戻すタイミングなのだろうか。

 

ただ、この状態が続くことは、韓国にとっても望ましくないが、日本にとっても得策ではない。韓国政府の一定の譲歩を確認したら、戻すべきだと思う。

 

慰安婦問題の背景には、中国の意志があるとも言われているので、長引くことは、結果的に中国が利することを忘れてはならない。

 

ま、今回、韓国政府が慰安婦合意の確約をしたところで、韓国は大統領選挙を控えているわけで、次期政権が慰安婦合意破棄的な政策を打ち出す可能性は高い。

もう一度、大使を一時帰国させることがあるんではないかと、心配しています。